日産フェアレディZ(現地名350Z)勢ではダレン・ロブが総合3位獲得

南アフリカ・プロダクションカー選手権レースレポート

6月8日 南アフリカ 南アフリカ・プロダクションカー選手権(SAPC)第5戦が、かつてF1でも使用された由緒あるイーストロンドンで開催された。サソル日産フェアレディZのシュコップ・シプカとリロイ・ポルターは、土曜日に行われた第1レースをそれぞれトップ、3番手からスタートした。シリーズ屈指のハイスピードコースでの好リザルトを目指す南ア日産が全力を尽くした努力の賜だった。

しかし、風が強い冬のドライコンディションながらも、時折雨にも見舞われたこの日、勢いを阻まれたシプカは両レース共で完走を逃し、ポールポジションを獲得したことによる3ポイントを手にするだけとなった。ポルターも同様に苦しい展開となり、3番グリッド獲得による1ポイント獲得と第2レースでの8位フィニッシュのみに留まった。ポルターはクラッチの不調に見舞われ、第1レースは4周で撤退、リタイアとなった。

しかし、日産勢では、日産ディーラーチームの日産フェアレディZで参戦したダレン・ロブとマルコ・ダ・クンハが、この日をそれぞれ総合3位、6位でフィニッシュ、面目を保った。第1レースで7位(クラスA最後の完走者)に入ったロブは、トップ8がリバースオーダーでのスタートとなる第2レースでポールポジションを獲得。この利を活かして、10台がひしめきあう中、15周のうち14周でリードを維持した。11周目の辺りから、第1レースの勝者であるマイケル・ステファン(アウディA4クワトロ)からプレッシャーを受け始め、15周目の最終コーナーで、ついに首位を明け渡したが、見事3位でのフィニッシュを果たした。

第1レースで5位に入ったダ・クンハは、チームメイトの後ろ2番手につけていたが、3周目でスピンを喫し後退、7位でのフィニッシュとなった。

以 上