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日産ディーラーチームの日産フェアレディZ(現地名350Z)が、総合1位を獲得!

南アフリカ・プロダクションカー選手権レースレポート

7月5日 南アフリカ 南アフリカ・プロダクションカー選手権(SAPC)第6戦がグーテンのキャラミサーキットで開催された。南アフリカ日産にとっては浮き沈みの激しい週末となり、土曜日のウォームアップ走行とレース1で憂き目に遭ったものの、レース2では一転、ポディウムフィニッシュを決めた。また、日産ディーラーチームもこの週末の2回のレースを、それぞれ2位、4位でフィニッシュ。今イベントの総合1位を獲得する活躍を見せた。

金曜日の予選、2006年チャンピオンのリロイ・ポルターには、マーシャルに繰り返しサウンドチェックを要求され、計測を行うことができたのはわずか1本だった。それでも2位につけたが、土曜日のウォームアップ走行でクラッシュ。ブレーキキャリパーのボルトが破損し、スピンしたマシンが後部からタイヤウォールに飛び込んだ。

ピットクルーの懸命な作業により、レース1までにマシンの準備は整ったが、ポルターの不運は続き、ウォームアップ・ラップでエンジンが停止、コースから外れることとなった。午前中のウォームアップ走行でのアクシデントでバッテリーが外れ、ポルターが問題を特定し修復するまでに、1ラップの遅れを喫した。ポルターは、セーフティカーが入っている間にピットインしてタイヤを交換、最終的に11位でのフィニッシュとなったが、このレースでファステストラップをマークしたことにより選手権ポイントを獲得した。

「3回の公開練習でいい走りを見せることができたので、金曜日のポールポジション獲得は間違いないだろうと思っていた」とポルター。「この週末はツキに恵まれなかったけれど、朝のクラッシュの後、レースに間に合うようマシンを直してくれたチームには、感謝しているよ」

チームメイトのシュコップ・シプカにとっても、我慢の一日となった。この週末の間、セッティングに苦しんだシプカは、レース1では前戦・イーストロンドンでのクラッシュによるペナルティによるピットレーンからのスタートとなり、9位でのフィニッシュとなった。「アンダーステアがきつく、イーストロンドンでのような走りができなかった」とシプカは語った。

チューブラーが支援する日産ディーラーチームによる2台の日産フェアレディZをドライブしたマルコ・ダ・クンハは、この日絶好調。金曜日の予選で3位につけ(今季の自己最高)、レース1で2位に入賞。7番手からスタートしたレース2でも4位に入り、再びポイントを獲得し、クンハとチームにとって記念すべき総合1位を獲得した。

以 上