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日産自動車、欧州で新型グローバルコンパクトカー「マイクラ」を初披露

ジュネーブモーターショー2010

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)の欧州現地子会社である欧州日産自動車会社は2日、スイスで開催中の2010年ジュネーブモーターショーにおいて、グローバル市場向け新型コンパクトカー「マイクラ」を世界に先駆けて披露した。

マイクラ

マイクラ

「マイクラ」は、1983年に欧州で発売以来、そのコンパクトなスタイリングや運転のしやすさがお客さまから高い評価を得てきた。今回で4代目となる新型「マイクラ」は、燃費の良さとCO2排出量の低減を実現している。

スタイリッシュで洗練されたエクステリアは、一目で「マイクラ」とわかるアーチ型のサイドウインドウを踏襲しつつ、タイヤを四隅に寄せた踏ん張り感のあるプロポーションや、上下で一体感のあるフロントグリル、視界の良さを確保するウエストライン、車両感覚が掴み易いフロントフェンダー形状など、使い勝手にも配慮した特徴的なデザインとしている。インテリアは、コンパクトでありながら広々とした室内を実現しており、円形をモチーフにしたセンタークラスターやインストルメントパネルなど、ユニークなデザインとなっている。

欧州に投入する同車のパワートレインは、新開発HR12DE(1.2リッター3気筒ガソリン)エンジンを搭載している。2011年には、燃費向上技術であるアイドリングストップ機構とスーパーチャージャーによりCO2排出量95g/kmを達成するHR12DDR(1.2リッター3気筒直噴ガソリン)エンジンも追加される予定である。トランスミッションは5速マニュアルに加え、副変速機を備えた小型軽量の新世代XTRONIC CVT(無段変速機)を設定する。

これら新開発のパワートレインに加え、高い空力性能と軽量化を追求した設計により、燃費の向上とCO2排出量の低減を図ると同時に、欧州での使用環境にも適した操縦性と高速安定性を備えている。

同車は、3月下旬のタイでの発売を皮切りに、世界160の国と地域で販売される。欧州での発売は本年秋を予定している。なお、欧州向けはインドで建設中の新工場で生産される。さらに同車は、タイ、中国およびメキシコでも生産される予定である。

以 上