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NISSAN LMP2、ルマン24時間で驚異のクラス優勝

NISSANエンジン搭載のLMP2マシンが12達成!
#26 Signatech Nissan

2011年ルマン24時間耐久レースが6月11-12日に開催され、日産製エンジンを搭載したマシンが1-2フィニッシュを達成しました。グリーブス・モータースポーツのザイテックNISSANをドライブしたオリビエ・ロンバードが、LMP2クラスのチェッカーフラッグを受けた他、2位にはルーカス・オルドネス/フランク・マイルー/ソヘイル・アヤリがドライブしたシグナテックNISSANのオレカ03 NISSANが続きました。

#41 Zytek Nissan

#41 ザイテックNISSAN

#26 Signatech Nissan

#26 シグナテックNISSAN

波乱に満ちた展開となった2011年のルマン24時間は、トップドライバー、トップマニュファクチャラーが最も多くリタイアした一戦として記憶に残ることになるでしょう。そして、3年前にテレビゲーム、グランツーリスモのイベント優勝特典としてレーストレーニングを受け、そして実戦レースに参戦した日産のルーカス・オルドネスが、世界で最も過酷なレースでポディウムに上がった一戦ともなりました。

「経験したことがないほど最高の気分です!」と感極まったオルドネスはレース後に語りました。「素晴らしいチームです。小さなトラブルはありましたが完璧に対処してくれました。そしてこのルマンでポディウムに上がることができたのです!トラブルが発生したときはこれで終わったと一瞬は思いましたし、かなり追い込まれた状態でしたが、それでも挽回して2位にまで復帰しました。まだ実感が沸きません!」

グリーブス・モータースポーツのティム・グリーブスにとっては、気を張り詰めた24時間となりました。「人生の中で一番長く感じた一日でした」とグリーブス。「何秒数えれば6時間になるんだと、誰かに聞いたくらいです。我がチームにとっては、信じられないほど素晴らしいレースでした。ほんの一つの小さなメカニカルトラブルを除けば、ガレージで長い時間作業を必要とするようなトラブルは一切発生しませんでした。ドライバーたちはみんな、素晴らしい走りをしてくれました。そして今このように祝福することができます!」

レースの終盤は波乱が続き、残り3時間というところでシグナテックNISSANのフランク・マイルーが2回目のパンクに見舞われ、その直後には雨が降り出し、グリーブス・モータースポーツのトム・キンバー・スミスがコースオフしてグラベルに進入しました。

「降ったり止んだりの雨により路面はかなりトリッキーな状態でした」とキンバー・スミス。「濃い色のバイザーを装着していたので、集団がやってくるのを見ることができず、その後、第1コーナーの進入でリアがロック、スピンしながらグラベルに進入しました。幸い、かなり大きなリードを築いていたので、順位を落とすことなく、ピットに入ってインターミディエイトタイヤに履き替えることができました。堅実に走って行けば最終的には上位に入っているはずだとよく分かっていましたので、自分たちの計画に忠実に走り切りました」

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト
http://www.nissan-motorsports.com/JPN/

以 上