7月24日 富士スピードウェイ(静岡県)
スーパー耐久シリーズ(S耐)第2戦が4時間レースとして当地において開催され、#15「岡部自動車ディクセルTeam Tetsuya Z」(長島正明/田中モジョル/田中哲也)が、終盤トップに立ちST-3クラス優勝を果たしました。
#15「岡部自動車ディクセルTeam Tetsuya Z」
Zは優勝(中央)と3位(右)を獲得
夏休み最初の週末に4時間レースとして開催された第2戦・富士には、38台の車両が参加。内9台が参加したST-3クラス(排気量2,001〜3,500cc、二輪駆動)には、#15 Z 、#34「asset テクノ Z34」(佐々木雅弘/前嶋秀司/佐藤公哉)、#35「asset テクノ Z33」(NAKACHIN/浜野彰彦/塙翔)、#51「DIAMANGO-Z」(影山正彦/伊橋勲/石原将光)、#77「B-MAX・Z33」(吉田基良/西本直樹/清水隆弘)と計5台のフェアレディZが参戦しました。晴天の23日に行われたST-3クラスの予選では、#51 Zが1位、#35 Zが4位、#34 Zが5位、#15 Zが6位、#77 Zが7位となりました。
翌24日、朝からどんよりとした雲が立ち込め比較的涼しい気温となった富士スピードウェイ。12時59分にスタートが切られた決勝レースは、スタート2周目でトップを奪われた#51 Zの影山が、11周目のダンロップコーナーでトップを奪い返すとそのまま独走態勢に持ち込んでリードを築き石原に交代しました。しかし52周目、追い上げてきた#14 RX-7にトップを明け渡し、その後#15 Zにも先行を許してしまいました。#15 Zは長島からバトンを引き継いだ田中哲也がピットストップのタイミングで一度トップに立ちましたが、終盤は田中モジョルが2位で周回を重ねていました。ところが4時間レースも残り15分を切った時点で、トップの#14 RX-7に対し黄旗追い越し区間の違反により10秒ストップペナルティが課せられることになり、#15 Zは再度トップに浮上しチェッカー。田中モジョルはS耐初優勝で、#15 Zは2007年開幕戦・仙台以来4年ぶりのクラス優勝を果たしました。
2位は終盤に3台の車両で争われました。その中で4位を走行していた#51 Zの伊橋が猛追を見せ、残り2周のストレートでペナルティを受けてトップから脱落した#14 RX-7を逆転して3位へ。その勢いで最終周は2位の#339 NSXにも迫りましたがわずかに及ばず3位でゴール。スポット参戦の#51 ZはS耐参戦2年目で初めての表彰台を獲得しました。
#35 Zは浜野、塙、NAKACHINとつないで5位、#77 Zは西本、吉田、清水とつないで6位でした。#34 Zは45周目で駆動系トラブルのためリタイアとなりました。
【長島正明(決勝1位)】
「07年の開幕戦以来4年ぶりの優勝なので、表彰台の真ん中に立てるのは嬉しいですが、チーム初めての1-2フィニッシュ目前で1-2ができなかったことは残念です。自分の担当ではコースに出ていたオイルに乗ってスピンを喫して順位を落としてしまい、今日はダメだなと思っていたんですが、哲ちゃん(田中哲也)が遅れを取り戻してくれたのが大きいです。モジョルもいい経験になったと思います」
Pos | No | Machine | Drivers | Time / Behind |
---|---|---|---|---|
1 | 15 | 岡部自動車ディクセルTeam Tetsuya Z | 長島正明/田中モジョル/田中哲也 | 4:00'24"870 |
2 | 339 | GPO+KOTA RACING NSX | 北野浩正/佐々木孝太/東徹次郎 | 25"680 |
3 | 51 | DAIAMANGO-Z | 影山正彦/伊橋勲/石原将光 | 26"313 |
5 | 35 | asset テクノ Z33 | NAKACHIN/浜野彰彦/塙翔 | 1'29"441 |
6 | 77 | B-MAX・Z33 | 吉田基良/西本直樹/清水隆弘 | -1Lap |
- | 34 | asset テクノ Z34 | 佐々木雅弘/前嶋秀司/佐藤公哉 | -45Laps |
<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト
http://www.nissan-motorsports.com/JPN/
以 上