日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は26日、パシフィコ横浜 国立横浜国際会議場において第113回定時株主総会を開催し、下記決議事項が全て承認されました。
決議事項
- 第1号議案
剰余金の処分の件
- 第2号議案
取締役1名選任の件
- 第3号議案
監査役2名選任の件
定時株主総会概要
- 1. 開始時刻 10時00分
- 2. 終了時刻 12時17分(所要時間 2時間17分)
- 3. 出席株主数 1,188名
- 4. 質問者数 8名
社長のカルロス ゴーンおよび最高執行責任者の志賀俊之は、2011年度の日産の販売および財務実績と、2012年度の業績見通しを報告しました。日産の会計年度末は3月31日となっています。
ゴーンは、2012年度の業績見通しについて、世界全需は前年比5.3%増の7,970万台を見込んでいるとした上で、日産のグローバル販売台数は前年比10.4%増の535万台と、全需の伸びを上回る見込みであると述べました。その結果、日産のグローバル市場占有率は昨年度の6.4%から6.7%に伸びると見込んでいます。
また、ゴーンは株主に対し、世界経済が不安定な状態にあるにも関わらず、日産の業績見通し(下記)は健全であると語りました。
- 売上高: 10兆3,000億円 (1,256.1億USドル)
- 営業利益: 7,000億円 (85.4億USドル)
- 経常利益: 6,800億円 (82.9億USドル)
- 当期純利益: 4,000億円 (48.8億USドル)
続いて、ゴーンを始めとした日産のエグゼクティブコミッティメンバーが、株主からの事前質問や、総会に出席した株主からの質問に回答しました。
配当額は、剰余金の処分により昨年度から倍増し、1株当たり20円となりました。日産はすでに1株当たり10円の中間配当を行っています。期末配当の額は1株当たり10円とすることが承認されました。
また、現在CEOオフィス、人事、法務担当の常務執行役員であるグレッグ ケリーが取締役に選任されました。これにより、取締役の国籍は、アメリカ(1名)、ブラジル(1名)、英国(1名)、フランス(1名)、日本(5名)となります。
以 上