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NISSAN GT-Rの今季2勝目を飾るのはどのチーム? SUPER GT 2012 第6戦 - プレビュー

SUPER GT 2012 第6戦 プレビュー

2012 SUPER GTの第6戦、FUJI GT 300km RACEが、9月8日・9日の両日、静岡県にある富士スピードウェイで開催されます。国内外の主要サーキットを原則として1回ずつ転戦して戦われるSUPER GTですが、GTレースにとって聖地となっている富士スピードウェイだけは特別で、近年は毎年2レースが開催されてきました。

2011 SUPER GT FUJI GT 300km RACE

2011 SUPER GT
FUJI GT 300km RACE

SUPER GTをGT-Rで戦うGT500日産陣営は全部で4台。NISMOの#23 MOTUL AUTECH GT-Rは、経験、実績ともに日本のトップコンビと言える本山哲とミハエル・クルム(ドイツ)のふたりがドライブします。MOLAの#1 S Road REITO MOLA GT-Rが柳田真孝/ロニー・クインタレッリ(イタリア)、チームIMPULの#12カルソニックIMPUL GT-Rが松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ブラジル)、KONDOレーシングの#24 D'station ADVAN GT-Rが安田裕信/ビヨン・ビルドハイム(スウェーデン)がドライブします。

高速コースとして知られる富士スピードウェイですが、中低速コーナーが続く第3セクターでは、ドラッグ(空気抵抗)の低減とともに、ダウンフォース(クルマを路面に押さえつける力)を効率よく稼ぎ出すかも重要です。また、5月の第2戦と今回では、気候などのコンディションやレース距離も異なっているため、当然レース戦略も変わってきます。500kmの第2戦は、2回のピットインが義務付けられていたので、むしろ1回のスティントとしては、300kmで争われる今回の方が長距離を走ることになります。路面温度も上昇し、タイヤに厳しい1戦となることは容易に予想できます。

前回の鈴鹿では、#1 MOLAのNISSAN GT-Rが今季初優勝を果たしました。それまでも充分な速さを見せていたGT-R勢には、ここからの反撃に期待が高まります。中でも、#23 NISMOのパフォーマンスには注目です。また8月9〜10日には、富士で公式テストが開催されていますが、#24 KONDOが2回のセッションでトップタイムをマークするなど速さが戻ってきたことも心強い材料です。

富士をホームコースとし、これまでに何度も見事なパフォーマンスを見せつけてきたレクサス勢はもちろんですが、ホンダ勢もハンディウェイトの軽さを武器に反撃を狙ってくるはずです。シーズンも終盤戦となりタイトル争いの行方も気になり始めましたが、チャンピオン争いの権利を持って最終戦に臨むためにも、今回は重要な1戦となります。

菅生でGT300初優勝を飾ったNDDP RACINGの#3 S Road NDDP GT-Rは、その勢いを継続したまま前回の鈴鹿でも2位に入賞し、ランキング2位に進出しています。タイトル獲得を目指して頑張るNDDP(日産のドライバー育成プログラム)の若手ドライバー、特に初挑戦の佐々木大樹には注目したいところです。

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト

以 上