ニッサン、ELMS最終戦でもニスモ創立30周年を祝福

  • ニッサンはエストリル戦で試乗とチケット配付を行いイベントの盛り上げに貢献
  • ポルトガルのミゲール・フェイスカが地元エストリルでLMP2デビュー

2014年10月13日 ロンドン(英国)
今週末、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)の最終戦がポルトガルのエストリルで開催されますが、このイベントにニッサンも参加し、ル・マンレースのファンと共にニスモ創立30周年を祝います。レースでは、2013年GTアカデミーヨーロッパ勝者で地元ポルトガル出身のミゲール・フェイスカが、LMP2デビューを果たします。

ミゲール・フェイスカ

ミゲール・フェイスカ

今季序盤、レッドブル・リンクを走行するマーク・シュルツイスキー

今季序盤、レッドブル・リンクを走行する
マーク・シュルツイスキー

ニッサンは、ELMSのエストリル開催を盛り上げるために、マーケティング活動で貢献します。土曜日と日曜日には、サーキットのエントランスで日産の乗用車を試乗することができるほか、先着200名には、このイベントで使用できるニッサンVIPパスを贈呈します。

「またひとり、ニスモアスリートが次のステップに上がることができるのは、うれしいことです」とニスモのグローバルヘッドオブブラン��、マーケティング&セールス、ダレン・コックスは述べました。「私たちにとって重要なレース活動の中で、ドライバーをトップレーサーの中で育成していくのは大切なことです。いつも通り、彼のパフォーマンスをしっかり見届けます。ルーカス・オルドネスは今季ステップアップしたSUPER GTで、その見本を示してくれました。ですから、次の世代がどこまで活躍できるか、期待したいですね。またニッサン・ポルトガルの仲間がELMSのポルトガル開催という機会を大いに活用し、ファンの皆さんにニッサンのことを紹介してくれることを、本当にうれしく思います。私たちは、みなさんにイノベーションとワクワクを届けることを最も願っています」

ポルトガル出身のニスモアスリート、ミゲール・フェイスカは、ルーカス・オルドネス、ヤン・マーデンボロー、マーク・シュルツイスキーといった先輩たちの後に続き、エストリルで#41 グリーブスのLMP2マシンを駆ります。

それまでのGTアカデミー勝者たちと同様に、フェイスカもブランパン耐久レースでNISSAN GT-R NISMO GT3をドライブしながら修業を積んできました。LMP2での初ドライブは、エストリルでの最初のプラクティスセッションとなりますが、シミュレーターでのトレーニングを十分に積んできており準備は整っています。

「LMP2でレースをすることになり、とてもワクワクしています」とフェイスカは述べました。「GTアカデミーで優勝してからわずか1年で実現するとは思っていなかったので、それが地元のコースで果たせることになり最高の気分です。ポルトガルでレースに参戦するのは初めてですので、今週末、どれだけ多くの観客が集まってくれるのか、楽しみですね。F1がエストリルで開催されなくなってからサーキットレースは少し人気が落ちてしまったかもしれませんが、ここ数年はまた人気が高まっているように思います」

「地元でのレースということでのプレッシャーは感じていませんが、LMP2に移ることは大きなステップアップだと思っています」とフェイスカは続けました。「全力を尽くして、できる限り多くのことを学ぼうと思います。トラブルを避けて、序盤を安定して走ることに専念することが重要になります」

ロシアのGTアカデミー勝者、マーク・シュルツイスキーは既にLMP2でのレースを経験しており、ポルトガルでは#28マシンで表彰台に上がることを狙います。

「間違いなく表彰台に上がるポテンシャルを持っていると思いますが、何が起こるか分からないので結果を予測することは好きではありません」とシュルツイスキーは述べました。「LMP2マシンのドライビングを学ぶ時間が多く取れるので、このレースはとてもためになると思います。今は技術面のこともかなり理解してきたので、チームと共にセットアップを行う作業もやりやすくなりました」

エストリルの4時間レースは、10月19日日曜日の13時30分(現地時間)にスタートします。

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト

以 上