GT-R、ポールリカールで見事な走りを見せて5位入賞

ブランパンGTシリーズ- エンデュアランスカップ 第3戦レースレポート
ブランパンGTシリーズ/エンデュアランスカップ第3戦

6月26日 ポールリカールサーキット(フランス)
ニッサンGTアカデミーチームRJNの#23 Nissan GT-R NISMO GT3は、ポールリカールサーキットで行われたブランパンGTシリーズ エンデュアランスカップで5位に入賞しました。

 

6時間にわたって行われたレースの序盤、スタートドライバーの高星明誠は最終コーナーで他車に追突され34位にポジションを下げてしまいました。しかし、高星からステアリングを託されたアレックス・バンコムはペース良く追い上げます。フルコース・イエロー中のピットインが功を奏し、南フランスに夕陽が傾く頃には、GTアカデミー出身のルーカス・オルドネスが快調なペースで26ものポジションアップを果たしました。

オルドネスは、「今日は、プレイステーションをやっている様な気分でした。コースの渋滞はひどかったけれど、全てが上手くいきました。僕のレースキャリアの中でもベストなスティントの一つだと思います。暗くなるにつれて、マシンのバランスもすごく良くなりました」と今回のレースを振り返りました。

その後も快調なペースでトップ10圏内での走行を続けた#23 GT-Rでしたが、終盤にフルコース・イエローが出された際、運悪くバンコムはピットインの好機を逃してしまいました。

「(序盤のアクシデント以降は)良い流れだったのですが、ちょうどスタート・フィニッシュラインを越えたタイミングでフルコース・イエローが出されてしまい、表彰台のチャンスを失ってしまいました。良いタイミングでピットに入り順位を上げたライバルもいるので少し残念ですが、21番グリッドから5位まで上がれたのはチームが一丸となった結果です」とバンコムは語ります。

また、高星は「今回はこれまでの倍の6時間レースで、2スティント担当することや夜間走行があること、またレースが長い分、最後まで生き残るための走りを心がけることが必要で、凄くタフなレースになると感じていました。最初のスティントは思うようにペースが上がらず、また後続に追突されるアクシデントがありポジションを落としてしまいました。しかしその後のチームメイトの頑張りや、ピットのタイミングが良かったことで順位を上げ、僕も2回目のスティントではペースアップできて6位までポジションを上げました。正直、改善しなくてはいけない部分はたくさんありますが、チームとして21位から5位まで追い上げることができたのはポジティブな要素でした。今回も沢山の応援ありがとうございました」とコメントしました。

ショーン・ウォーキンショーがGTアカデミー卒業生のマット・シモンズとロマン・サラザンと組んでドライブした#22 GT-Rは、オープニングラップで追突され、パンクのため緊急ピットインを余儀なくされました。しかし、その後は夜のセッションも順調に走行し、次戦スパ24時間のための貴重な経験を積み、37位でチェッカーを受けました。

以 上