平成11年9月14日
日産自動車株式会社
広報部
日産自動車 自動車解体用フォークリフトを開発
日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:塙 義一)は、自動車解体作業向けに専用の機能を装備したフォークリフトを開発し、9月14日より全国一斉に発売する。
同社では従来より「使用済み自動車のリサイクル」を促進するため、解体実証研究やリサイクル技術の開発などに幅広く取り組んできているが、今回の解体用フォークリフトの開発もその一環として進めてきたものである。
これまで自動車の解体作業は一般のフォークリフトを使用していたが、専用フォークリフトを使用することで、作業効率、安全性、耐久性を飛躍的に高めることが可能となり、リユースやリサイクルの促進に大きく貢献できるものと考えている。
具体的には、フォークの爪に「押しつけ力」*1を発生させ、ルーフを潰したりバンパーを取り外すなどの作業を容易にした他、フォークの爪を左右に移動させる機能を付加し、取り外したエンジン等の大物部品を挟んで運搬することができるようにしているのが特徴。また、コンプレッサーを内蔵しており、エア工具を使用して、タイヤの取り外しなどが可能となっている。
更に、配管類のプロテクターを装備している他、油脂類で汚れた地面の走行に耐えうる専用のタイヤ等を装備している。自動車解体専用のフォークリフトは業界初。
*1 フォークリフトの爪を下方向に押しつける力。業界初採用。
<販売目標台数>
150台/月
<取扱い販売会社>
日産フォークリフト系各販売会社
日産系各販売会社(一部販売会社を除く)
甲斐日産モーター株式会社
日産ディーゼル道東販売株式会社
<車種希望小売価格(消費税含まず)>
● (正式名称)「解体用マルチフォークリフト」
モデル |
エンジン |
最大荷重(トン) |
ミッション |
形式 |
価格 |
J02シリーズ |
ガソリン・H25 |
2.0トン |
トルコン |
UGJ02A30 |
5495千円 |
以 上