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日産自動車、世界で最もクリーンなガソリン車、「セントラCA」をカリフォルニア州で発売

ご参考:本件は1月11日(現地時間)に米国にて広報発表しております。

平成12年1月12日

日産自動車、世界で最もクリーンなガソリン車、
「セントラCA」をカリフォルニア州で発売

 日産自動車(本社:中央区銀座、社長:塙 義一)の北米統括会社である北米日産会社(Nissan North America, Inc.、略称:NNA、本社:カリフォルニア州ガーデナ、社長:荒木 宣夫)は1月11日(現地時間)、北米市場への「セントラ」2000年モデル導入に合わせて、現在世界で最もクリーンな極超低排出ガス車(Super Ultra Low Emissions Vehicle、略称:SULEV)「セントラCA(Clean Air)」を米国カリフォルニア州で2月から販売すると発表した。

 「セントラCA」はCalifornia Air Resources Board(カリフォルニア大気資源委員会、略称:CARB)の制定するSULEV排出ガス基準、エバポ排出ゼロ基準、及び車載故障診断システムレベルII(On-Board Diagnostic II、略称:OBDII)要件の3要件に合致したため、米国カリフォルニア州のゼロ排気車(Zero Emission Vehicle)クレジットの適用を受けることのできる初めての車となった。(99年11月)
 「セントラCA」は主にエンジンと触媒技術の改良により極超低排出ガス化を達成し、CARBの認証を取得しているが、仕様・装備・走行性能は2000年モデルの「セントラ」1.8Lエンジン搭載車とほぼ同等である。
 また、同モデルのラジエーターの表面には米国エンゲルハルド社のPremAir(R)(プレムエアー)がコーティングされており、空気中のオゾンがラジエーターを通過すると、PremAir(R)がオゾン分子を無害な酸素に変換するため、「セントラCA」が走ることにより空気が浄化される。

注:PremAir(R)はエンゲルハルド社の登録商標。

 「セントラ」2000年モデルは「セントラCA」の他にXE、GXE、SEのグレードがあり、日産自動車の新グローバル・プラットフォームを採用している。従来モデルに対して外観の大幅変更、より洗練された内装、乗り心地・操縦性の大幅向上などを行っており、1.8L(XE、GXE)と2.0L(SE)の2タイプのエンジンを設定している。

以 上

(CARBの制定するゼロ排気車の3要件)

*1: SULEV排出ガス基準:カリフォルニア州で販売されている最もクリーンなガソリン車と比べて、未燃焼炭化水素(HC)の排出量を4分の1に、窒素酸化物(NOx)の排出量を10分の1のレベルに低減すること。なお、「セントラCA」はこの基準をクリアし、大都市における大気と同レベルか、よりクリーンなクルマとなっている。
*2: エバポ排出ゼロ基準:車両が停止している時も含めて、燃料系統から燃料蒸気の発生を防止すること。
*3: 車載故障診断システムレベルII(OBDII)要件:排出ガスレベルの変動を分刻みで感知し、常に最もクリーンな状態で走行を可能にするためにエンジンの調整が必要となった旨を運転者に通知すること。

 

 

2000年モデル「セントラCA」主要諸元

 

運転タイプ フルレンジ電子制御4速オートマチック<E-ATx>
●寸法
全長 mm 4,510
全幅 mm 1,710
全高 mm 1,410
ホイールベース mm 2,535
トレッド 前/後 mm 1,475/1,455
●重量・定員
車両重量 kg 1,195
乗車定員 5
●性能
燃料消費率 City/Highway mpg 26/33
●諸装置
駆動方式 前輪駆動
ステアリングギヤ型式 パワーアシスト付ラック&ピニオン式
サスペンション  独立懸架ストラット式
マルチリンクビーム式
主ブレーキ ベンチレーテッドディスク式
リーディングトレーリング式
タイヤ 前/後 195/60R15
 
●エンジン
型式 QG18DE(SULEV+ゼロエバポ)
種類・シリンダー数 水冷直列4気筒DOCH
総排気量 L 1.769
最高出力 kW(hp)/rpm 91(122)/6,000
最大トルク N・m(ft-lbs)/rpm 165(122)/2,400