欧州でe-POWER搭載車販売が10万台を突破

 

本件は、欧州現地時間1月29日(月)に発行したプレスリリースの参考抄訳です。

 

  • 2022年9月に欧州に導入されたe-POWER搭載車「キャシュカイ」と「エクストレイル」の販売台数が10万台を突破
  • 100%モーター駆動であるe-POWERならではの高い静粛性と快適な運転体験がe-POWERの販売をけん引

 

欧州日産は、欧州市場でのe-POWER搭載車の販売が10万台を突破したと発表しました。e-POWERは2022年9月から欧州に導入され、今日までに「キャシュカイ e-POWER」が65,367台、「エクストレイル e-POWER」が34,663台販売されています。

e-POWERは発電専用の高効率エンジンで電気を発電し、その電気を使いモーターのみで走るパワートレインです。電気自動車と同じ100%モーター駆動のため、電気自動車のように高い静粛性や運転しやすさを実現し、お客さまからも高い評価を得ています。

街中を走行するような大きな出力を必要としないシーンでは、エンジンは発電せず電気のみで走行します。比較的大きな出力が必要な場合は、エンジンが発電し、モーターに動力を供給しながらバッテリーを充電します。最大出力が必要な時には、エンジンとバッテリーの両方からモーターに電力を供給するなど、シーンに合わせて最適な発電を行います。さらに、道路状況に応じてもエンジンの発電を制御しています。路面の状態や車速をセンシングし、走行音が静かな時は極力エンジンを稼働せず、走行音が発生している時のみエンジンが発電する制御を行うことで、高い静粛性を実現しています。

「私たちは、日産独自の技術であるe-POWERのすばらしさを、効率性と優れた運転体験の両方を通じて、『キャシュカイ』と『エクストレイル』をお選びいただいたお客さまに認識していただけたことを誇りに思います。2022年9月のe-POWER導入以来、このようなマイルストーンを達成できたことは、大胆かつ革新的な我々の商品企画やエンジニアリングの功績です。」と、日産AMIEO (アフリカ、中東、インド、欧州、オセアニア)の商品戦略およびプライシング担当VPであるアーノルド シャルペンティエは述べました。
「e-POWERは当社の電動化戦略の重要な鍵を握っています。完全に電気自動車へとシフトするにはもう少し時間がかかると思いますが、電気自動車と同じ100%モーター駆動のクルマならではの、快適で優れた走行性能を楽しみたいお客さまにとってe-POWERは最適な選択肢です。」と欧州日産のリージョナルSVPで研究開発を担当するデイビッド モスは述べました。

2021年に発売を開始した3世代目の「キャシュカイ」*1は、欧州市場にクロスオーバーのパイオニアとして地位を確立しました。目を引くデザインと少し視界の高い運転席、俊敏な走り、そして思い通りに運転できる性能に加え、上質さを兼ね備えたモデルです。 高い評価を得た、初代、2世代目と同様に、現行モデルはロンドン中心部にある日産デザイン・ヨーロッパでデザインされ、同じく英国にある日産テクニカルセンター・ヨーロッパ社で開発されました。車両の生産は最先端技術を備えたサンダーランド工場で生産しています。

「エクストレイル」は、冒険が好きなファミリーをターゲットとするSUVです。e-POWERと、4輪制御技術e-4ORCEを組み合わせ、今までにないワクワク感を提供します。日常の外出から、週末の家族や友人とのおでかけまで、様々なシーンにおいて理想的なパートナーとなるクルマです。日産自動車九州工場で生産されており、20年以上にわたり世界中のお客さまにワクワクをお届けしてきました。4世代目となる現行の「エクストレイル」も、これまでの3世代すべてに流れるDNAを踏襲しています。

 

*1 3世代目「キャシュカイ」はガソリンモデルを2021年に発売後、e-POWERモデルを2022年に発売

 

以上