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高星、F3富士大会で3位表彰台を獲得

~ 全日本F3選手権第12~13戦 レースレポート ~

7月18~19日 富士スピードウェイ(静岡県)
全日本F3選手権の第12~13戦が富士スピードウェイで開催され、日産の#23高星明誠が第12戦で3位表彰台を獲得しました。

 


第12戦表彰台

#50千代勝正

 

今大会には、高星とルーカス・オルドネスの2人に加え、千代勝正がスポット参戦。第12戦予選では高星に 続いて3番グリッドを獲得しました。この第12戦予選で2番手となった高星は、第13戦予選で今シーズン初のポールポジションを獲得。オルドネスは2つの 予選でともに9番手となり、決勝での挽回を誓っていました。

第12戦決勝は18日(土)に行われました。この日は台風11号の影響で終日ウェットコンディションとなり、水煙で視界が遮られることを考えると、この レースでは普段以上にスタートが重要とされていました。2番手スタートの高星は、前戦岡山大会で見せた抜群のスタートを今回も披露し1コーナーでトップに 立ちましたが、100Rで逆転を許しオープニングラップを2番手で終えました。その後はペースが上がらず、レース折り返し地点の8周目に3位に後退しまし たが、終盤に自己ベストタイムを更新するなど最後までプッシュの手を緩めず走り切り、3位表彰台を獲得しました。3番手スタートの千代は3周目にコースア ウトを喫しポジションを下げることになりましたが、約1年半ぶりとなったF3のレースで6位入賞を果たしました。9番手スタートのオルドネスは、前を走る マシンとのバトルを見せながら9位フィニッシュとなりました。

19日(日)に行われた第13戦は、前日と変わってドライコンディションとなりました。ポールポジションの高星はミスなくスタートを決めましたが、 高星以上のロケットスタートを決めた1台に先行を許し、2番手でオープニングラップを終えました。前日のウェットコンディションでのレースでは思うように ペースが上げられなかった高星ですが、このレースでは一転、トップのマシンに迫り、再逆転のチャンスを狙っていました。12周目には1コーナーでトップに 並びかけ、そこからダンロップコーナーまでサイド・バイ・サイドの戦いが続きましたが、ダンロップコーナーで2台が接触。高星はコースアウトを喫し、なん とかコースに復帰したもののピットに戻りそのままリタイアとなりました。6番手スタートの千代は、前日よりもポジションを上げて4位入賞。9番手からス タートしたオルドネスは、好スタートでポジションを上げて6位入賞でレースを終えました。

高星明誠(第12戦3位/第13戦リタイア)
「チャンピオンシップを考えると、ポールポジションで獲得できる1ポイントがどうしても欲し かったので、その1ポイントを獲得できたことは本当に嬉しかったです。ただ、ペースはあまり良くなかったので課題として残りましたし、第13戦では接触し てチャンスを逃してしまったので、反省すべきレースになりました。シリーズランキングではトップと14ポイント差になりましたが、まだ取り返せる差なの で、まずは残り4戦すべてで優勝する気持ちで臨みます。もてぎと菅生は僕たちが得意としているコースだと思うので、しっかりと結果を残せるように頑張りま す」

ルーカス・オルドネス(第12戦9位/第11戦6位)
「今週末は、あまりいいレースウィークになりませんでした。私も目いっぱいプッシュし ましたし、メカニックもエンジニアもとてもいい仕事をしてくれたのですが、速さが足りず、苦しいレースになりました。残念な結果ですが、残る4レースは、 今回の富士スピードウェイとキャラクターの異なるもてぎ、菅生でのレースになります。悪かった部分をリセットして、再び表彰台に上がれるように頑張りま す」

千代勝正(第12戦6位/第11戦4位)
「1年半ぶりのF3のレースになりました。レースウィークという短い期間の中でトップグループのレ ベルに合わせこむことを僕の中で最大のテーマにしていたのですが、できる限りのベストも尽くせたと思います。チームにも、クルマに対するいろいろなリクエ ストに応えてもらえてすごく感謝しています。スポット参戦で、結果を出すには難しい部分もありましたが、得るものの多いレースでした。目前のスパ24時間 にむけてもいいウォーミングアップにもなりました。結果以上に、この機会を与えてもらったことにとても感謝しています」

 

<全日本F3選手権第12戦>

PosNoMachineDriverTime/Behind
1 37 PETRONAS TOM'S F314 ニック・キャシディ 28'17.080
2 7 HFDP RACING F312 福住仁嶺 3.105
3 23 B-MAX NDDP F3 高星明誠 13.740
6 50 B-Max Racing F312 千代勝正 24.977
9 22 B-MAX NDDP F3 ルーカス・オルドネス 29.758

 

<全日本F3選手権第13戦>

PosNoMachineDriverTime / Behind
1 36 PETRONAS TOM'S F312 山下健太 34'01.301
2 37 PETRONAS TOM'S F314 ニック・キャシディ 3.444
3 7 HFDP RACING F312 福住仁嶺 4.951
4 50 B-Max Racing F312 千代勝正 6.234
6 22 B-MAX NDDP F3 ルーカス・オルドネス 17.592
- 23 B-MAX NDDP F3 高星明誠 8Laps

 

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト