日産、V8フィリップアイランド戦でシーズンベストリザルトをマーク

11月14-16日 オーストラリア・ビクトリア州、フィリップアイランド
オーストラリアV8スーパーカーズがフィリップアイランドで開催され、トッド・ケリーが、日産モータースポーツがV8参入を果たした2013年に日産に移籍して以来ベストとなるリザルトを刻みました。

今イベントでV8スーパーカーズ参戦200戦目を迎えたトッド・ケリーは、土曜日に行われた2回の100kmレースをそれぞれ8位、5位でフィニッシュ。この5位は、日産アルティマV8での、トッド・ケリーの自己ベストリザルトでもあります。

トッド・ケリーと同じく日産を駆るノートンのマイケル・カルソは、2本のレースを5位、7位でフィニッシュ。さらにリック・ケリーも両レースをトップ10で終えました。日曜日のレース35では、カルソが日産勢最上位での活躍を見せ、予選6番手からスタートし9位でフィニッシュ。この結果、今季一戦を残した時点で、カルソはドライバーズ選手権10位の座を堅守しています。

ノートン日産のジェームス・モファットは今一つペースが上がらず、土曜日最初のレースではシェーン・ファン・ギスベルゲンのアクシデントにも巻き込まれましたが、レース34では11位フィニッシュと健闘しました。

2014年V8スーパーカーズの最終戦は、3週間後。シドニーのオリンピック・パークに設定されるストリートサーキットで開催されます。

#7　トッド・ケリー（ジャック・ダニエル、日産アルティマ）
「土曜日の2本のレースの合間にマシンにいくつか変更を行い、これでマシンが生き返りました。とてもペースがよく、後はタイヤ勝負となりましたが、残念ながら開幕ラップで左フロントタイヤの一部にかなりひどいダメージを負い、これでタイムが悪くなりました。しかし、タイヤがこんな状態でも、レースでのペースはかなりよかったと思います」

#36 マイケル・カルソ（ノートン、日産アルティマ）
「予選でマシンがとても好調だったので、土曜日のレースではいい位置からスタートすることができました。上位陣に太刀打ちできる速さはありませんでしたが、その次の集団を狙いました。トップ10を維持できるよう、できるだけポイントを獲得することを目指していました。日曜日は、マシンの速さはありましたが、終盤はステアリングのトラブルと戦わなくてはなりませんでした。次のシドニーは一年で最も厳しいレースのひとつなので、それまでに問題を解決しなくてはなりません」

#15 リック・ケリー（ジャック・ダニエル、日産アルティマ）
「今週は少しトラブルがあってコースオフが続いており、土曜日のレースでも少しその症状が出ました。レース1では調子がよかったので、レース2では日曜日のロングレースに向けてさらに改良を試み、それがうまく行きました。結果もよかったですし、また戦いの舞台に戻ることができました。4台がトップ11と、日産モータースポーツにとっていい一日になりました。とても満足していますしいい前進もありましたが、他のみんなと同じように、もう少し上に行きたいですね。最終戦では、来年のためにいい形で締めくくることを目指します」

#360 ジェームス・モファット（ノートン、日産アルティマ）
「理由はともかく、他の日産勢が見せたようなスピードを出すことができませんでした。何が悪かったのか、じっくり考えなくてはなりません。ポジティブなことは、3つのレースをすべて走り切り、安定してトラブルが出なかったことです。これは、マシンが壊れやすい難関コースとして知られるシドニー500に向けて、とてもいい兆候です」

• オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 33 - 10分間 11月15日（土）
• オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 34 - 10分間 11月15日（土）
• オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 35 - 45周 11月16日（日）

＜関連情報＞
「日産モータースポーツ」サイト

以　上