第111回定時株主総会について

第111回定時株主総会

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は23日、パシフィコ横浜 国立横浜国際会議場において第111回定時株主総会を開催し、下記決議事項が全て承認された。

詳細は以下の通り。

決議事項
第1号議案 監査役2名選任の件
第2号議案 従業員ならびに関係会社の取締役および従業員に対しストックオプションとして発行する新株予約権の諸条件の決定を取締役会に委任する件
第3号議案 取締役に対し株価連動型インセンティブ受領権を付与する件
定時株主総会概要
  1. 開始時刻 10時00分
  2. 終了時刻 12時29分(所要時間 2時間29分)
  3. 出席株主数 1,701名
  4. 質問者数 10名

株主総会では、日産およびモビリティの新しい時代を象徴すべく−「持続可能なモビリティ」と「全ての人々へのモビリティ」というビジョンが紹介され、その後CEOのカルロス ゴーンとCOOの志賀俊之が、日産の2009年度の事業、財務状況ならびに2010年度の見通しについて報告を行った。さらに、手頃な価格の100%電気自動車における日産の技術革新とリーダーシップ、従来の内燃機関の車における排出ガス削減の取り組み、デザイン、技術および価格の面で幅広いラインアップをお客さまにお届けするためのモビリティソリューションの展開を説明した。CEOのゴーンはこれらを反映した同社の幅広いラインアップを通して、「全ての人々へのモビリティ」を具現化する取り組みを強調し、新興国市場での成長に対する日産のビジョンを述べた。

その後の質疑応答にあたり、冒頭ゴーンから、本年より義務化の対象となり、株主やメディアが過去数週間に亘って高い関心を寄せていた役員の個別報酬が開示された。ゴーンは、日産の取締役6名の報酬について説明を行った後、本年5月12日の2009年度決算発表で公表した、2010年度の復配(1株当たり10円)を実施する計画について改めて明言した。

株主総会閉会後は、同所の展示ホールにおいて株主懇談会と本年12月に日本、米国および欧州で発売予定の、手頃な価格の100%電気自動車「日産リーフ」の試乗体験会が同時開催された。屋内でこのような試乗体験会が行われるのは前例がない。

日産は同社の成長に向け、「持続可能なモビリティ」と「全ての人々へのモビリティ」の実現に向けて、今後も継続して取り組んでいく。

以 上