日産自動車、タイにて新型「アルメーラ」を発売

—タイで初となるセダンタイプのエコカーとして、タイ日産の新中期経営計画を牽引—
日産自動車、タイにて新型「アルメーラ」を発売

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)の子会社であるタイ日産自動車会社(以下、タイ日産)は7日、新型「アルメーラ」を発売しました。本モデルは、タイ政府によるエコカー政策に適合する同国初のセダンとなり、タイ日産が本年7月に発表した新中期経営計画「パワーアップ2016」において最初に投入する車種となります。

発売イベントに出席した日産の最高執行責任者である志賀俊之は、「アセアン地域は、当社の将来におけるさらなる成長に向けた重点市場の1つであり、その中でもタイは特に重要な戦略的拠点となっています。本日革新的でエキサイティングな『アルメーラ』を発売いたしますが、これはタイ市場に対する我々の強い決意を示しています。」と語りました。

本モデルは、スタイリッシュな外観と他のサブコンパクトカーを凌駕する広々とした室内空間、クラストップの快適性や利便性を兼ね備えており、かつてないドライビング体験を提供します。さらに当社の環境に配慮した低排出ガス技術である「PURE DRIVE」も搭載されており、タイ工業省傘下のタイ投資委員会が制定するエコカープログラムに基づき開発され、全ての要件1を満たしてエコカー認定を受けました。

タイ日産は、2010年3月にタイ初のエコカーとして投入したハッチバックモデルである「マーチ」の好調な販売に続き、この度、「アルメーラ」を発売することで同国のエコカーセグメントにおいてリーダーとなることを目指しています。

最高出力79PS(最高トルク106Nm)の3気筒1.2リッターエンジンを搭載し、トランスミッションは、5速MTとエクストロニックCVTを採用しました。日産独自の先進技術であるアイドリングストップ機能も搭載し、スムーズな走り、120g/kmの低CO2排出量、20km/Lの低燃費など、多くの価値を提供します。

また本モデルは、軽量化と高剛性を両立させ、高い燃費性能を実現するVプラットフォームを採用しており、「マーチ」に続く同プラットフォーム車の第2弾となります。

昨年、タイにおいて「マーチ」は、初年度の計画を大きく上回る2万8千台を販売し、過去1年6ヶ月の累計受注台数は5万台を上回りました。また、「最も環境に配慮したクルマ」および「1200cc以下のベスト乗用車」にも選ばれました。

タイ日産の社長である長谷川亨は、「『アルメーラ』の発売により、タイのエコカーセグメントにおけるリーダーとしての日産のブランド力はさらに強化されるでしょう。また本モデルは、タイ日産の新中期経営計画達成に向けて幸先の良いスタートを切る重要な役割を担い、『マーチ』の成功に続き、最高品質を誇る新たな車種として自信を持ってタイ市場に投入します。全てのお客さま、とりわけ、高級感と広々とした室内空間を実現すると共に、維持費の負担が少ない経済的なクルマを日常の運転において求めていらっしゃる方々に、必ずやご満足いただけるものと思います。まさに、『アルメーラ』はファーストカーとしても、家族の中でのセカンドカーとしても、お客さまにとって最適の選択であると確信しています。」と語りました。
新型「アルメーラ」は、サムットプラカーン県にあるタイ日産の工場で生産されます。ラインアップとして、6つのグレードおよび6色のボディカラーを設定し、価格は429,000タイバーツ- 599,000タイバーツ (107.3万円 - 150.0万円 2)となります。本日10月7日よりタイ全土の日産ディーラーで販売を開始します。

  1. 1 エコカーの認定要件は以下の通りです。
    1)低燃費(20km/L)並びに低CO2排出量(120g/km以下)であること。
    2)乗員の前部および側部の衝撃安全性が国連欧州経済委員会の厳しい基準(UNECE規制94および95)を満たすこと。
    3)エンジン排気量がガソリンエンジンでは1.3L、ディーゼルエンジンでは1.4L 以下であること。
  2. 2 為替レートについては、便宜上最近の為替レートである1タイバーツ=2.5円で換算しました。

以 上