日産自動車株式会社（本社：東京都中央区銀座 社長：カルロスゴーン）は本日、同社の100％出資子会社である日産ファイナンスが、ルノーの株式37,799,462株を第三者割当増資により取得する意向であることを発表した。本件は、本日開催されるルノーの臨時株主総会における承認を経て実施されるもので、これにより同社はルノーの発行済株式の13.5％を保有することになる。
取得価額は今月21日にルノーが発表した通り、1株あたり50.39ﾕｰﾛ、合計で1,904百万ﾕｰﾛ（2,175億円）となる。
尚、昨年10月30日に日産とルノーが発表したアライアンス強化計画に基づき、日産は仏政府の関係機関であるＣＰＴの承認を踏まえた上で、その保有比率を15％まで引き上げる権利を有している。日産では今後、5月に公表する2001年度決算及び2002年度業績見込みを見極めた上で、さらなる可能性についても検討していく。
今回の日産によるルノー株取得は、昨年10月に公表された新たなアライアンス計画にて具体化されていたものである。同様に、ルノーは本年3月1日付けで、保持していた新株引受権を行使し、日産に対する保有比率を44.4％まで引き上げている。
以上