日産自動車、新型4気筒エンジンシリーズ及び新型CVTを開発

今秋以降発売の小型乗用車より順次搭載
新型車ラフェスタ発表披露会

 

 

 

 

 

 

 

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)は、新型の4気筒エンジン2機種ならびに新型のCVTを開発した。今秋以降発売する小型乗用車より順次搭載していく。

 

 


HR15DE エンジン + CVT
(カットモデル)


MR20DE エンジン+ CVT

 

 

(1)新型4気筒エンジン
今回開発したエンジンは直列4気筒1.5リッターの「HR15DE」と同2.0リッターの「MR20DE」の2機種であり、日産、ルノーが両社の最量販ゾーンを担う世界戦略エンジンとして共同で開発した。
「HR15DE」エンジンは今秋発売予定のティーダから、また「MR20DE」エンジンはその後発売予定の新型ミニバンからの搭載を予定している。いずれも日常最も使用される状況での燃費と加速性能の両立を目指して開発され、多くの新技術を共通で採用している。
具体的には、以下の新技術を採用し、日常の運転状況における燃費とトルクを大幅に向上した。
・ 燃焼室内ガス流動の強化などにより、燃焼期間を短縮し熱効率を向上
・ 新しいシリンダーボア加工法の採用とクランクおよびカムの軸受け部を鏡面状に仕上げるなど世界最高レベルの摩擦低減技術の採用
・ エアコンなどの補機類の高効率化および制御の見直しを図り、駆動負荷を低減

(2)新型エクストロニックCVT
今回開発した新型CVTは、CVTの特長である燃費の良さ、変速ショックのないスムーズな走り、加速性能の良さを一層向上させている。特に油圧および電子制御を見直すことで変速レスポンスを改善し、変速比幅の拡大との相乗効果により、日常の運転状況における加速性能と、燃費が格段に向上している。

HR15DEおよびMR20DEエンジンならびにエクストロニックCVTの主要諸元

 

 

 

 

* 1:HR15DEエンジンはQG15DE、MR20DEエンジンはQR20DEとの比較
* 2:実際の走行状況調査を基に、渋滞や市街地、高速道路など、種々の走行状況を組み合わせた社内基準による平均的な実用燃費

以上