日産自動車のセントラCAが「カリフォルニア州知事 環境・経済リーダーシップ大賞」を受賞

2000年11月21日

日産自動車のセントラCAが
「カリフォルニア州知事 環境・経済リーダーシップ大賞」を受賞

 日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)の北米統括会社である北米日産会社(Nissan North America, Inc.、略称:NNA、本社:カリフォルニア州ガーデナ、社長:松村 矩雄)が米国カリフォルニア州で販売している「セントラCA(Clean Air)」が、現地時間の11月20日に、カリフォルニア州環境保護庁より発表された「2000年カリフォルニア州知事 環境・経済リーダーシップ大賞(技術革新部門)」を自動車メーカーとして初めて受賞した。

 「セントラCA」は、CARB(California Air Resources Board:カリフォルニア大気資源局)の制定するSULEV(Super Ultra Low Emissions Vehicle)排出ガス基準、エバポ排出ゼロ基準、及び車載故障診断システムレベルII(On-Board Diagnostic II、略称:OBD II)要件の3要件に合致したため、1999年11月に米国カリフォルニア州のゼロ排気車(Zero Emission Vehicle)クレジットの適用を初めて受けている。

 「カリフォルニア州知事 環境・経済リーダーシップ大賞」は、1993年に制定された賞であり、カリフォルニア州の自然保護・環境保全および経済繁栄に大きく貢献した個人、企業、および団体を対象にカリフォルニア州知事の名のもと表彰されている。なお、同賞は「環境と経済のパートナーシップ」「環境マネージメント」「技術革新」「環境の回復と修復」の4部門で構成され、今回のセントラCAは技術革新部門での受賞となる。

 「セントラCAは、日産自動車の最新の環境保全技術を搭載している。当社は内燃機関に加え、電気モーター、ハイブリッド、燃料電池など、より環境に優しいクルマを実現する技術を開発してきた。セントラCAは、他のガソリンエンジン車となんら変わるところがないが、ただ一つ、排出ガスが非常にクリーンだという点で大きく異なっている。」と、北米日産会社のモートンSVPは述べている。
 また、今回「セントラCA」を同賞に申請したCARBのロイド議長は「自動車の排出ガス低減に向けたカリフォルニア州の積極的な取り組みは、セントラCAが開発され、市場に投入されるというすばらしい成果をおさめた。このような劇的に排出ガスを削減したクルマが市場に投入されるとは、10年前には想像もつかなかった。このことは、自動車業界の創意工夫と優れた政策が結びつけば、環境保全に対して想像以上の成果をあげることができることを証明している。」と述べた。

以 上