広 報 第 51 号
平成10年10月7日
「フェアレディZ」をマイナーチェンジ
日産自動車では、フェアレディZをマイナーチェンジし、10月7日より全国一斉に発売する。
今回のマイナーチェンジでは、内外装の変更によりフェアレディZ独自の定評あるスタイルを一層シャープで精悍なものにしたのに加え、車体剛性や制動性能の向上などを図った。さらに、ABSの全車標準装備、キセノンヘッドランプの採用等による安全装備の拡充を行っている。
<販売目標台数> 100台/月
<取り扱い販売会社> 日産系各販売会社
プリンス系各販売会社
<発表展示会> 10月10日(土)、11日(日)
<車両概要>
1.外観の変更
・躍動感のある開口部をもつフロントバンパー、ボディ形状との一体感を高めたリヤスポイラー(バージョンR系及び300ZXツインターボ車に標準装備、その他にオプション設定)、スポーティかつ安定感のあるフォルムを実現するサイドシルプロテクター(バージョンR系に標準装備)や、新設定のブライトポリッシュアルミロードホイール(全車にオプション設定)、キセノンヘッドランプ(ターボ車に標準装備、ノンターボ車にオプション設定)などの採用により、一層シャープで精悍なエクステリアとした。
・ボディカラーは、スポーティなライトニングイエロー、ソニックシルバー(M)の新設2色を含む、計6色を設定した。
2.内装の変更
・シートクロス及びトリムクロスの変更に加え、センタークラスター&パワーウインドウスイッチフィニッシャーをブラックウッド調(300ZX系に標準装備)や新カーボン調(バージョンR系に標準装備)とした。さらにコンビメーターの文字盤をゴールドとしたゴールドフェイスメーター(全車標準装備)や、タン色本革シート+2トーンインテリア(300ZX系にオプション設定)などにより、高い品質感をもつインテリアを実現した。
3.運動性能等の向上
・全グレードについてメンバーの板厚アップなどにより車体剛性の向上を図り、走りのしっかり感を高めた。さらにバージョンRについては、フロアトンネルメンバーの大型化を図った他、ドアロック上部にドアと車体との結合を強化するダブテールを採用し、車体剛性をより向上させている。さらに専用のスポーツチューンドサスペンションを採用し、一層スポーティな運動性能と乗り心地を実現した。
・ ブレーキマスターシリンダーサイズ、倍力装置特性、及びパッド材質の変更により、ブレーキペダル踏力を軽減し、より洗練されたブレーキ操作フィーリングを実現した。
4.安全装備の拡充
・ 多光量かつ太陽光に近い白色で視認性を高めるキセノンヘッドランプをツインターボ車全車に標準装備した他(ノンターボ車にはオプション設定)、ABSやフロントドアロングライフ撥水ガラスを全車標準装備とした。
(了)