日産自動車、2003年度9月中間連結決算を発表


日産自動車は本日、2003年度9月中間連結決算を発表した。本日発表された各決算数値は、2003年10月16日に発表された業績見込みに沿ったものである。

上期の業績のうち営業利益は、7半期連続で過去最高を記録した。2002年度から開始された3ヵ年計画日産180の中間点におけるこの業績は、新型車の好調な販売とコスト削減により達成された。

中間連結決算:

販売台数
2003年度上半期のグローバルな販売台数は146万7,000台となり、前年同期の138万6,000台に対し5.9%増となった。

連結売上高
連結売上高は、3兆5,562億円(301億1,000万米ドル、270億6,000万ユーロ)であり、前年同期の3兆2,855億円に対し8.2%増となった。

営業利益
連結営業利益は、前年同期比15.2%増の4,011億円(34億米ドル、30億5,000万ユーロ)となった。売上高営業利益率は、11.3%となり前年同期の10.6%を上回った。

経常利益
連結経常利益は、前年同期の3,235億円から20.7%増の3,903億円(33億米ドル、29億7,000万ユーロ)となった。

税金等調整前中間(当期)純利益
税金等調整前中間(当期)純利益は、前年同期が3,650億円であったのに対し、3,681億円(31億2,000万米ドル、28億ユーロ)となった。

法人税等
法人税等調整額を含めた税金額は、1,252億円(10億6,000万ドル、9億5,000万ユーロ)となった。

中間(当期)純利益
連結中間(当期)純利益は、2,377億円(20億1,000万米ドル、18億1,000万ユーロ)であり、これは前年同期に比べ、17.4%の減益となった。この要因は日本において通常ベースの税額となったこと、前年同期に村山工場跡地売却益があったことなどである。

有利子負債
連結自動車事業実質有利子負債は、従来からの同一会計基準ベースでは2003年3月末に比べ294億円増加し、208億円となった。自動車事業および販売金融を含む連結の負債は、2002年度末時点の2兆6,487億円から、2兆9,899億円(253億2,000万米ドル、227億5,000万ユーロ)に増加した。

株主資本
2003年度9月中間期末時点の連結株主資本は、1兆8,991億円(160億8,000万米ドル、144億5,000万ユーロ)となり2003年3月末の1兆8,083億円に対し、908億円の増加となった。

通期見通し
10月16日に東京証券取引所に届け出た業績見通しに変更はない。通期での連結売上高予想は7兆4,500億円(630億8,000万米ドル、567億ユーロ)、連結営業利益は8,200億円(69億4,000万米ドル、62億4,000万ユーロ)であり連結売上高営業利益率は11%となる見込みである。連結経常利益は7,810億円(66億1,000万米ドル、59億4,000万ユーロ)、連結当期純利益は4,950億円(41億9,000万米ドル、37億7,000万ユーロ)となる見込みである。下期の為替レートについては、対米ドルは110円に変更し、対ユーロについては125円のまま変更していない。

以 上

注:本リリース中に記載されている米ドル及びユーロ表記は、便宜上2003年度上期期中平均レートである1ドル118.1円及び1ユーロ131.4円を使用している。