日産自動車　7月度生産・販売・輸出実績（速報）

グローバル生産（国別） 

日産自動車は27日、7月度の生産・販売・輸出実績（速報）をまとめた。

7月は国内生産、海外生産、国内販売、輸出が揃って前年同月実績を上回り、4ヶ月連続でこれら4指標での前年同月比プラスとなった。

１．生産
7月のグローバル生産は217,444台（対前年同月比+8.6%）となり、5ヶ月連続で前年同月実績を上回った。

7月の国内生産は130,902台（対前年同月比+13.4%）となった。国内および北米市場に投入した新型フェアレディZの生産が本格的に始まったことに加え、販売の好調な国内向け新型マーチ、エルグランド、海外向けに新規投入したエクストレイルが好調だったため、前年を大幅に上回った。

7月の海外生産は、86,542台（対前年同月比+1.9%）となった。新型アルティマが高水準の販売を維持している米国では、同+53.0%と前年同月実績を大幅に上回る生産となった。メキシコでは、ルノーと共同開発し、5月より販売を開始しているプラティーナの台数が貢献したものの、稼働日が前年同月に対し1日少なかったため、同-1.8%とわずかに減少した。欧州では、一部の大陸国の需要後退が響き、英国での生産は同-15.7%となった。

２．販売
7月の国内登録は、74,599台（対前年同月比+2.9%）と、4ヶ月連続で前年同月実績を上回った。新型マーチは前年同月に対し3倍、5月に発売した新型エルグランドは2倍を超える販売を記録するなど、新型車が高い販売水準を維持している。7月の国内市場シェアは20.3%（対前年同月+1.7ポイント）となり、17ヶ月ぶりにシェア20％台に回復した。

7月の軽自動車を含む国内販売は、80,110台（対前年同月比+10.5％）となった。新型モコの販売は5,510台となった。

7月の米国販売は対前年同月比+9.8%となった。北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した新型アルティマは好調を維持しており、3ヶ月連続で同月の販売記録を更新した。また、インフィニティ系はG35の販売好調により、7,535台（同+39.1％）と7月単月の販売記録を更新した。7月のカナダでの販売は対前年同月比+32.4%となり、メキシコは同+17.6%となった。

7月の欧州での販売は、対前年同月比-3.0%となった。新型プリメーラやエクストレイルの販売が貢献したものの、特にイタリア、スペインの需要縮小が影響した。

３．日本からの輸出
7月の輸出は、57,555台（対前年同月比+15.8%）となり、6ヶ月連続で前年同月実績を上回った。特に、米国向けインフィニティG35やフェアレディZ、欧州を始めとする海外向けに新規投入したエクストレイルの輸出が好調だった。また、セフィーロやエクストレイルの販売が好調な中国向け輸出が大幅に伸びた。

以 上