日産自動車、第2回「日産アートアワード2015」を開催

「日産アートアワード2015」大賞を刷新: 日本人アーティストの国際的な活躍を後押しする国内唯一のアワード

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)はこの度、第2回「日産アートアワード2015」を開催します。

「日産アートアワード」は、日産自動車株式会社が創業80年を迎えた2013年、「人々の生活を豊かに」というビジョンのもと、これまでの社会貢献活動に加え、現代美術における優れた日本人アーティストの活動を支援し、次世代へと続く日本の文化発展の助力になることを目指して発足しました。日産は新たな発見や創造に繋がる試みへ常に関心を傾け、今後も隔年で「日産アートアワード」を開催してまいります。

「日産アートアワード」は、前回に引き続き今回も、アートプロフェッショナルにより推薦された約40名のアーティストの中から、国際審査委員がファイナリストを選出します(詳細は下記参照)。その後2015年11月、BankART studio NYKにて開催される展覧会での作品展示と最終審査を経て、グランプリ受賞者が決定します。今回のグランプリ受賞者には、その後のアーティストの活動が海外のアートシーンに直接のつながりを持ち、さらなる飛躍の契機となることを期待し、賞金に加えて、ロンドンの歴史あるアートセンター「カムデン・アーツ・センター」の協力を得ながら、2ヶ月間にわたるロンドン滞在の機会を提供します。

「現代美術は多様性に富み、可能性と発展性に満ちています。」社長のカルロス ゴーンはこのように言います。「本アワードをとおして、日本の才能豊かなアーティストたちを国際的なステージへと導きたい。そして、私たちに新鮮な驚きと発見、刺激を与えてくれる表現との出会いが、再び、社会発展に大切な資源である創造力を育んでくれると信じています。」と語りました。

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<「日産アートアワード」が目指すもの>

「日産アートアワード」は、才能ある日本人アーティストをグローバルな視点で選抜し、アートシーンでプレゼンスを高めることを後押しすると共に、日本現代美術の軌跡を後世に残し、人々がアートに親しむ社会作りを目的に、隔年で開催される現代美術のアワードです。現代社会を瑞々しい感性で鋭く見抜き、特に過去2年間の活躍が目覚ましかったアーティストに贈られます。

前回の「日産アートアワード2013」グランプリ受賞者 宮永愛子氏は、「このアワードがあったことで、これまでよりも大胆なチャレンジが可能になり、スケールの大きい新作インスタレーション制作という勝負に飛び込むことができた。」と振り返っています。

<「日産アートアワード2015」について>

「日産アートアワード2015」概要
主催:日産自動車株式会社
企画・運営協力:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力:カムデン・アーツ・センター
展覧会協力:BankART1929
展覧会後援:横浜市
展覧会会期:2015年11月14日(土)〜12月27日(日)(会期中に授賞式・レセプションを予定)
会場:BankART Studio NYK(神奈川県横浜市中区海岸通3-9)

◎ アーティスト推薦と第一次選考
日本人アーティストの活動を国内外の視点で捉えてきたキュレーターや研究者、アートスペース運営者、レジデンスプログラム従事者、NPOなど10名が、それぞれ候補となるアーティスト4名をノミネートします(2014年12月末)。

ノミネートされたアーティストは、世界を拠点に活動する5名から成る国際審査委員会による書類審査にて選考され、2015年6月上旬(予定)に5名のファイナリストが公式サイトとプレスリリースで発表されます。日本人アーティストとは、国内外を拠点に居住し、日本国パスポート保有者とします。

国際審査委員会
南條史生氏 森美術館館長(日本、東京)*審査委員長
ジャン・ド・ロワジー氏 パレ・ド・トーキョー館長(フランス、パリ)
ラーナ・デヴェンポート氏 オークランド美術館館長(ニュージーランド、オークランド)
ジェニー・ロマックス氏 カムデン・アーツ・センター館長(イギリス、ロンドン)
ユージン・タン氏 シンガポール国立美術館館長(シンガポール)
 
候補者推薦委員
崔 敬華氏 東京都現代美術館学芸員
原 久子氏 大阪電気通信大学総合情報学部教授
服部浩之氏 青森公立大学国際芸術センター青森[ACAC]学芸員
保坂健二朗氏 東京国立近代美術館主任研究員
飯田志保子氏 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授
ルーベン・キーハン氏 クイーンズランド・アートギャラリー | ブリスベン近代美術館アジア現代美術キュレーター
近藤健一氏 森美術館キュレーター
ロジャー・マクドナルド氏 NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]副ディレクター
小川 希氏 Art Center Ongoing代表
高橋瑞木氏 水戸芸術館現代美術センター学芸員
(審査委員長以下、姓のアルファベット順)

◎ 新作制作と展覧会
5名のファイナリストにはそれぞれ賞金100万円と作品制作費100万円が支給され、2015年11月に開催される展覧会で新作を含む作品が展示されます。

◎ 最終選考と授賞式
最終選考では展示作品を国際審査委員会が審査し、2015年11月にグランプリが決定します。
また、来場者からの投票によりオーディエンス賞が選出され、受賞者発表および授賞式が展覧会会期中に行われます。

◎ 賞
グランプリ:総額500万円相当( (1)+(2)+ 副賞 )
(1) 賞金300万円(ファイナリストの賞金100万含む)
(2) 2ヶ月間のロンドン滞在(渡航費・滞在費・研究費・専門的な助言などの支援を含む)(協力:カムデン・アーツ・センター)
副賞 トロフィー
ファイナリスト:賞金100万円


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カムデン・アーツ・センターについて
イギリスのロンドンにある1965年に創設された現代美術のアートセンターで、国際的な新進アーティストを紹介する意欲的な企画展と、それに連動した先進的な教育プログラムでロンドンを中心とした国内外から高い評価を受けている。また、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムや、トーク、教育プログラムを通じて、アーティストと地域のコミュニティーが現代美術を鑑賞し、語り、創作活動を行う場として、知られている。

なお同社は、本日より、日産自動車グローバルサイト内に「日産アートアワード」の特設ページをオープンし、順次、本アワードに関する情報を提供していく予定です。

<関連URL>
「日産アートアワード」サイト http://www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/NAA/

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ブルーシチズンシップ
ブルーシチズンシップは「人々の生活を豊かに」というビジョンを実現するための、私たち日産の決意です。日産はお客さま、株主、従業員、地域社会を大切に思い、将来にわたって価値ある永続的なモビリティの提供に努めます。事業を通じて経済貢献すると同時に、社会の一員として、持続可能な社会の発展を目指します。

以 上