日産自動車、組織改正、及び役員業務分担の一部変更、並びに部長級人事異動を発表（12/28/1999）

平成11年12月28日

日産自動車株式会社(社長:塙義一、本社:東京都中央区銀座)では、平成12年1月1日付の組織改正、及び役員の一部業務分担変更、並びに部長級人事異動を発表した。
具体的な変更内容は以下の通り。

1.組織改正

(1) 魅力的な商品作りの強化(企画部門)

1. 従来一人の商品主管が担っていた収益・販売目標達成責任と商品企画立案責任を、新設する「プログラム・ダイレクター」と「チーフ・プロダクト・スペシャリスト」に分担する。
   「プログラム・ダイレクター」は新設する「プログラム管理室」に属し、車種群ごとに6名任命され、収益、販売目標達成の最終責任を果たす。
   「チーフ・プロダクト・スペシャリスト」は従来通り商品企画本部商品企画室に属し、車種ごとに12名任命し商品の企画立案、商品価値の向上に責任を果たす。
2. 商品企画本部商品戦略室に「先行商品企画グループ」、デザイン本部に「コーポレート・先行デザイン部」を新設し、１２月１６日付で設置した技術・開発部門の「車両先行開発部」も合わせた各部間の連携により、中長期的商品の商品像、商品企画立案機能を強化する。

(2) 独自性のある革新的なデザインの創造(企画部門デザイン本部)

1. グローバルレベルでデザイン戦略を統括し、中長期的なデザインコンセプトや革新的なアイデアを発掘する専門部署として、デザイン本部に「コーポレート・先行デザイン部」を新設する。
2. 従来の企画デザイン部、製品デザイン部を廃止し、「第一、第二、第三プロダクトデザイン部」に再編する。各プロダクトデザイン部には、車種別のデザイン開発責任を担う「プロダクトチーフデザイナー」を新たに任命する。
   「第一プロダクトデザイン部」は主に乗用車の、「第二プロダクトデザイン部」は主に RVのデザインを担当する。「第三プロダクトデザイン部」はカラー等各車共通のデザインを担当する他、感性品質に関して専門の役割を担うマネージャーを置く。

(3) グローバルな物流コストの削減(生産部門 物流業務)

グローバルレベルで物流に関わるトータルコストを削減するため、サービス部品の物流を担当する部品事業部部品物流部の一部業務を、生産事業本部にサービス部品物流部として新設移管し、同本部内で車両とサービス部品の物流を一元管理する体制とする。

(4) ルノー販売事業室の新設(国内営業部門)

ルノー車販売に向け、国内営業部門に「ルノー販売事業室」を新設する。

(5) 南米事業の強化(海外部門)

日産の南米におけるプレゼンスを強化する為、米州事業本部から南米オペレーションを切り離し、南米部として独立させる。

2.役員業務分担の一部変更

3. 部長級人事異動
別紙の通り。

別紙（ 平成１２年１月１日付 ）